~はじめに~
前編を読んでくださった方へ
前編では、自己受容は「今のままでいい」と
思い込むことではないよ、というお話をしました。
※前編をご覧になる方はこちら
受け入れられない自分も、
そのまま受け入れてみる。
それが、自己受容の入り口だということ。
でもここで、
「受け入れるだけだったら、
何も変わらないんじゃない?」
そう思われる方もいるのではないでしょうか。
今回、後編では受け入れた後の話をします。
自己受容はスタート地点。
受け入れてはじめて「次の一歩」に繋がっていく。
そんな話ができたらと思います。

◆自己受容をすると、
本音が見えてくる
「こんな自分はダメだ」
「もっとしっかりしなきゃ」
「なんでできないんだろう」
できそうにない正論や、
自分を責める言葉が頭の中でぐるぐるすること、
ありませんか?

「自分を責めている」状態だと、
自分の本音が聞こえにくくなります。
批判の声がうるさくて、その奥にある
「本当はこうしたい」という
本音が、かき消されてしまう。
私は、
自己受容はこの批判の声の
ボリュームを下げることでもある、と捉えています。
「そうだよね」と、まず自分に言ってあげることで、
頭の中が少しずつ静かになり、
その静けさの中で、
初めて聞こえてくる声があります。
「本当はこれがしたかったのかも」
「本当はここが苦しかったんだ」
「本当はこれは自分には合わないんだな」
これが、本音であり、心の声です。

◆本音がわかると、
どうしたいかがわかる
本音が見えてきて初めて、
「じゃあ、どうしようかな」という思いが
自然と湧いてきます。
なぜなら、自分を責めているあいだは、
「したいこと」ではなく、
「しなければいけないこと」が
頭を占領しているからです。
「もっとできる自分にならなきゃ」
「みんなに迷惑かけちゃいけない」
「こんな自分じゃいけない」
この言葉たちは全部、義務感から来ています。
自分の本心ではありません。

しかし、自己受容で
自分の本音に気付けるようになると、
それが「義務」ではなく、
自分で「選択」できることに気付きます。
「したい」か「したくない」か。
「合う」か「合わない」か。
「このままでいい」か「変えたい」か。
この感覚こそが、
自分で選んで生きることへの入り口だと、
わたしは思っています。
◆次の一歩はどう踏み出すの?
自己受容して、自分の本音が見えてきた。
そして、どうしたいかもわかった。
でも「わかったからといって、動けるわけじゃない」
と思う方もいるかもしれません。
そうですよね。
だからこそ始めの一歩は、
大きな一歩じゃなくていいんです。
本当に小さくて、
いつもとちょっとだけ違うこと。
たとえば、
・【本当はひとりの時間が欲しいんだな】とわかったら、
週に一度だけ、30分の一人時間を作ってみる。
・【実は行きたくなかったんだ】と気づいたら、
次に誘われたとき「ちょっと考えさせて」と
一旦、自分が冷静に考えられる時間をとってみる。
「次の一歩」って
これくらいの大きさでいいんです。

大事なのは、
自分の本音から選んだ行動であること、
それだけなんです。
他の人に言われたからではなく、
誰かに評価されたいからでもなく、
自分が「これをやってみたいな」と思ったから、やってみる。
この体験の積み重ねが、
じわじわと自分への信頼感になっていくのです。
◆自己受容で、
失敗しても立ち上がれる私に
一歩踏み出してみたけど、うまくいかなかった。
そういうことも、きっとあります。
でも、自己受容ができていると、
失敗したときの自分への扱い方が
変わってきます。
「やっぱり私はダメだ」となるのではなく、
「うまくいかなかったね。でも、行動できたよね。」
「失敗してちょっとショックだったね。
もう一度トライしたい?
それとも、一歩をもっと小さくしてみる?」
こんなふうに、
”できた部分”にも目を向けることができ、
失敗を次のための経験や情報として受け取れる
ようになってきます。

自己受容は、一回したら終わりではありません。
何かあるたびに(何もなくても)、
自分の感情に対して「そうだよね」と
自分に言ってあげる。
そのループが続くことで、
転んでも起き上がれる自分が育っていきます。
たとえ傷ついても、自分で回復して
また小さな挑戦ができること。
それも、私のいうしなやかな自分軸なんです。
しなやか自分軸って、
こういうことだったんだ
まとめると、こんな流れです。
自己受容する
↓
本音が聞こえてくる
↓
どうしたいかがわかる
↓
小さな一歩を踏み出してみる
↓
うまくいかなくても、
また自己受容して回復する
↓
また次の一歩へ🍀
私が提供している「しなやか自分軸カウンセリング」は、
強くてぶれない自分軸を作るのではなく、
揺れても自分に戻ってこられる
しなやかな軸を見つけること。
周囲からの評価に揺さぶられたときや、
誰かに何か言われたとき、
挑戦がうまくいかなかったとき。
そのたびに
「そうだよね、つらかったよね」と
自分に言ってあげて、本音を聞いて、
今できる大きさの、小さな小さな挑戦をしてみる。

この繰り返しの中で、
だんだんと自分を信頼できる感覚が育っていきます。
それが、自分で自分の人生を選んでいける、
ということに繋がっていくのだと思っています。
◆おわりに…
前後編、長くなりましたが、
読んでくださってありがとうございました。
自己受容は、
「こんな自分でもしょうがないか」と
諦めることではありません。
受け入れられない自分も、
そのまま受け入れる。
そこからやっと、本音が聞こえてくる。
そして、自分で選んで動けるようになっていく。
もし今、自己受容できない自分に
苦しんでいるとしたら、
それは結果ではなく、プロセスです。
焦らなくていいんです。
「受け入れられないよね」
そのひとことが、意外と大きな入り口になりなすよ🍀

---進藤いちか🍀のカウンセリング---
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