あなたは、何かうまくいかないことがあると
「私のせいかも」って思ってしまったり、
誰かが怒ってると「私が悪かったのかな」と考えてしまうこと、ありませんか?

自分を責めるクセがある人は、
当相談室にもたくさんご相談にいらっしゃっています。
「自分責めをやめて、もっと自分を大切にしたい」
そんな切実な思いをもって来てくださいます。
しかし、実は
自分を責めること = とにかく悪いクセ!
ではなく、そのルーツをたどると
あなたが自分を守るための知恵でもあったのです。
責めるクセは自分を守ってきた証
あなたが小さい時、
家の中がピリピリしていたり、親が怒ったりしていたことがあるかもしれません。

すると子どもは本能的に危険を感じます。
なぜなら、小さい子どもにとって、家の中は世界のすべて。
その空気が荒れてしまうと、
「ここにいられなくなるかもしれない」という不安が生まれ、
“安全を確保したい”と考えるのです。
しかし、子どもには怒っている親を止める力も、状況を説明する能力もありません。
そんな時に「私が謝れば、怒りが収まるかも」と
自分が悪者になることで、他の誰かが責められずに済んだり、
家族の衝突やケンカを避けられると考えるのです。

そして、
「親が怒っているのは、私のせい」
「自分が変われば、怒られないかも」と考えることで、
親が怒ったりするのは”どうにもならない”ことではなく、「自分が変われば、”どうにかできるかもしれない”」という希望にもなります。
自分を責めることで「無力じゃない」「希望がある」と思える。
それは、子どもなりの生き延びるための知恵でもあったのです。
だからこそ自分を責めるクセは、100%悪者でもなく、弱さでもありません。
あなたが自分を守り、生き延びるために身に付けた知恵なんです。
アップデートのすすめ
では、大人になった今はどうでしょうか。
小さなころとは、すべてが変わってきていますよね。
もう親の怒りを止める必要なければ、
家族の空気を守る必要もない場面が増えてきていませんか?

それなのに、何かあるたびに「私が悪かった」と思ってしまうと
本当は誰のせいでもないかもしれないのに、自分だけが傷ついてしまいます。
かつては”自分を守る”知恵だったそのクセが、
今は“自分を苦しめる”クセになってしまっているかもしれません。
自分を守ってきた知恵をアップデートし、今のあなたに合う形に変えてみませんか?
すぐできる、やさしい実践方法
アップデートするための第一歩は、
「責めてしまう自分を、責めないこと」です。
自分を責めるクセは小さなあなたが必死に身に付けた知恵です。
小さなころは、その知恵に守られてきたことも多かったはずです。
だからこそ「また責めちゃった…こんなんじゃだめだ!」
と責めてしまう自分を責めるのではなく、
「そっか、私は今、怖かったんだな」
「誰かを怒らせたくなかったんだな」
と、今の自分の感情を知るきっかけに、アップデートしてみましょう。

そうすれば、自分を責めるクセを嫌わずに、
「感情を教えてくれてありがとう」と言えるようになるかもしれません。
責めるクセが出るときは、心が何かを守ろうとしてるとき。
今私は何を守りたかったんだろう?、と自分の本当の感情に気付くきっかけにするだけでも、
心が少しずつ心がほどけていくはずです。
最後に・・・
責めるクセは、小さなあなたが生き延びるために身に付けた知恵であり、
自分を大切に、守ろうとしていた証です。
しかし、大人になったにはちょっと合わなくなっているかもしれませんね。
だからといって嫌うのではなく、
当時大切だった知恵を、今のあなたに合うようにアップデートして、
今度は自分の本当の感情に目を向けるきっかけにしてみませんか。

---進藤いちか🍀のカウンセリング---
「私を生きる相談室」はあなたが“なんでも安心して話せる場所”です。
もし、モヤモヤが続いていたり、変わりたいけど変われないとき、
変化への一歩が踏みだせなかったり、その方法がわからないときは、
カウンセリングで心のメンテナンスをしてみませんか?
”私を生きる相談室”は、誰もが自分の本音や感情、価値観を大切にし、
尊重して生きられる社会を目指しています。
予約もカンタンな【公式LINE】ではお得な情報もお届け!


