こんにちは。
【幸せ発見センサーを取り戻す!
「しなやか自分軸」カウンセリング】
カウンセラーの進藤いちか🍀です。

「頼っちゃダメ」
「感情を出しちゃダメ」
「甘えちゃダメ」
カウンセリングではこのように、
“なんとなく自分を止めるクセ”があるというお悩みを多くいただきます。
もしかするとそれが心の中に刻まれた「禁止令」の影響かもしれません。

今回は「知らないうちに自分を縛ってしまう心の声」に気づき、
やさしくほどいていくためのステップを書いてみました。
参考になる部分があれば幸いです。
STEP 1:取捨選択
「そのルール、今の自分にもあった方がいいかな?」と問いかけてみる
禁止令というのは、
昔の自分が“その場の安心”を守るために、
必死に編み出したルールです。
たとえば──
泣いたら怒られた。
甘えるとがっかりされた。
感情を出すと空気がピリついた。
そんな経験が積み重なると、
「泣かないほうがいい」とか
「自分の気持ちは出さないほうが安全」
という風に学習していきます。

力のなかった子どもの頃、自分の居場所を作るため、
そして大人に守られるためにはとても役に立っていたそのルール。
しかし、大人になった今も同じルールを適用していると、
選択肢や行動を狭めてしまったり、自分らしさを押し込めてしまうことがあるのです。
全部捨ててください、というわけではありません。
手放したいけどずっと存在していたルールや、
改めて考えたらない方がいいな、と思えるルールは、
全部でも一部でも、手放していきませんか?
そのために「そのルール、今の自分にも当てはまる?必要かな?」と、
そっと問いかけてみてください。
それが気づきの一歩になります。
STEP 2:過去と現在を分けて考える
当時の自分は「何を守りたかったんだろう」と問いかけてみてください。
そして、「今もそれを守りたいかな」と聞いてみましょう。
禁止令の多くは、
親との関係、家族の空気(雰囲気)、周囲からの反応など、
“過去の誰かとの関係性”から育っています。
「泣いたら迷惑そうにされた」
「いい子でいると褒められた」
「自分が気をつかわないと場が保てなかった」

そんな背景から、「○○してはいけない」が、無意識のうちに刷り込まれて行きます。
でも大人になった今の自分は
“あの頃の役割”をもう引き受ける必要はないのです。
誰かの気持ちを優先しすぎなくても価値がある存在なのです。
「このルールって、何のためのものだった?」と問いかけることで、
過去から引き継いできた考えと、
今の自分を少し分けて考えることができるようになりますよ。
STEP 3:自分に許可を出してみる
禁止していたことで、手放したいなと思うものがあったら、
「やってみてもいいんだよ」と、自分に言ってみましょう。
カウンセリングでは「気付く」ことを大切にしていますが、
禁止令は“気づくだけ”ではなかなか弱まってくれません。
少しずついつもと違う選択をしてみて、
「この選択をしてよかった」という体験をしっかりと感じて積み重ねていくことで、
ルールを徐々に手放せるようになっていきます。

たとえば──
「疲れた」と言ってみる
少しだけ誰かに頼ってみる
感情を言葉にしてみる
そしてそのあと、
「あれ、怒られなかったな」「むしろ安心された」「わかってもらえた」
そんな経験があったときに、その感情をしっかりと感じるようにすると、
自分の中のルールが少しずつ書き換えられていきます。
禁止令は、行動の選択肢を増やすことではじめて緩んでいくのです。
まとめ:そのルールは頑張って生きてきた証
禁止令は、自分自身が「この方法なら生き延びられる」と信じてきた
大事な大事な戦略だったと思います。
それを否定する必要はありませんし、
絶対に全部手放さないといけないものでもありません。
むしろ、幼少期にルールを作って実施に自分を守ってきた、
幼いころの自分を褒め、
そしてルールを今まで守ってきた今の自分を労わってあげてください。

その上で、今の自分には、もう少しやわらかい感じでもいいかな。
禁止してもしなくてもどちらも選んでいいかな。
頼ってもいいし、泣いてもいいし、本音を言ってもいいし…と、
そんなふうに、自分自身に“やさしい許可”を出していくことが、
心のルールをゆるめ、自分らしさを取り戻す最初の一歩になりますよ。
---進藤いちか🍀のカウンセリング---
「私を生きる相談室」はあなたが“なんでも安心して話せる場所”です。
もし、禁止令を優しく手放す方法がわからない、どの程度から始めていいの?
今も手放せない禁止令があって悩んでいる。
という場合は、自分軸を探しにカウンセリングに来て整理してみませんか?